1970年、横田基地、ドラッグとセックス、そしてベトナム戦争の影...。
無力感に苛まれる1人の18歳にとって、ただ唯一、映画だけが、過剰な魅力にあふれ、退屈な現実を忘れさせるものだった。
『甘い生活』『ラスト・ショー』『地獄に堕ちた勇者ども』『大脱走』『狼は天使の匂い』…etc
全12編からなる連作短編集。
平林たい子文学賞受賞作