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走れ!タカハシ

村上龍・著

走れ!タカハシ

村上龍・著

「かって、高橋慶彦という、スイッチヒッターの遊撃手がいた。広島東洋カープ時代、わたしは彼のファンだった。高橋選手がベンチ前で素振りをするのを見ているだけでうれしくなった。もっともスリリングだったのは盗塁で、とくに走り出す瞬間、胸が高鳴った。ぎりぎりまでリードをとり、投手のモーションを盗み、躊躇なくグラウンドを蹴った。まるでリスクを楽しんでいるかのようだった。そう、高橋慶彦は、グラウンドで誰よりも楽しそうで、すべてのプレーからそのことが伝わってきた。あんな選手はもういない。これからも現れないだろう。もっとも好きなプロ野球選手、いやもっとも好きなプロスポーツ選手だった。この短編集は、高橋慶彦という希有な選手を巡る、市井の人々の悲喜劇を描いている。また高橋選手に捧げる、わたしからのオマージュでもある。」(村上龍)

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走れ!タカハシ
村上龍・著
価格: 420円

※アニメーションはiBooks版のみ挿入しています

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村上龍(むらかみ・りゅう)

1952年、長崎県生まれ。 作家。 武蔵野美術大学在学中の1976年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人賞、芥川賞を受賞。主な作品に『コインロッカー・ベイビーズ』(野間文芸新人賞受賞)『五分後の世界』『共生虫』(谷崎潤一郎賞受賞)『13歳のハローワーク』『半島を出よ』(毎日出版文化賞、野間文芸賞受賞)など。現在放映中のテレビ番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)ではメインインタビュアーを務めるなど、執筆以外でも幅広く活躍中。2010年、自身初となる電子書籍『歌うクジラ』を発売し、同年11月電子書籍企画制作販売を主業務とした株式会社G2010を設立。

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